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輸出入FAQ

-輸出入に関するご質問にお答えいたします-
その他ございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

海外から日本へ輸入してはいけないものはあるのですか?

あります。ワシントン条約のような、国際条約で輸出入を制限、禁止されている品物や、拳銃や麻薬など、国内の法律で禁止されている品物などです。また、いわゆる「偽ブランド品」も輸入が禁止されています。

税関に「インボイス」を提出しなければならないそうですが、どういった書類ですか?

仕入書(商業送り状)といわれる書類で、輸出入取引において、貨物の内容明細書、代金の請求書の機能をもつものです。税関における輸出入申告書等の審査及び貨物の検査に必要なものです。また、仕入書がない場合は、代わりになる書類を準備すれば、輸入申告することができます。

B/L(Bill of Lading)」ってなんですか?

船荷証券といわれるもので、船会社が貨物を運送のため受け取ったことを確認し、さらにこの船荷証券と引替えに貨物を引き渡すことを約束した貨物の受取書であり、引替書です。貨物到着の連絡を受けた場合は、B/LのORIGINAL(原本)を船会社に渡して、荷物を引き取りましょう。

関税ってどれくらいかかるのですか、また消費税もかかるのですか?

品物によって関税率が異なります。無税のものもありますが、内国消費税はかかります。事前にサンプルを税関に提出して、税率を検討してもらうこともできます。あらかじめ輸入を予定している貨物の税率を税関に照会することもできます。(事前教示制度)これはEメールを利用して行うこともできます。

コンテナのまま自社の倉庫または、取引先の倉庫へ配送することはできますか?

可能です。(コンテナ扱い)税関が検査をする際にコンテナから貨物を出す必要があると判断した場合は、一度保税倉庫へ搬入し、輸入許可後トラックへ積み替えての配送となります。

書類に記載されている商品の重さにNET WEIGHT(ネットウェイト)と
GROSS WEIGHT(グロスウェイト)と2種類ありますが違いを教えてください。

NET WEIGHTは商品自体の重さ(正味重量)です。GROSS WEIGHTは商品が梱包された状態での重量(風袋込重量)です。なお、運賃、作業料、保管料などは普通GROSS WEIGHTで計算されます。

通関士になるにはどうすればいいのですか?

年に1度、通関士の国家試験があります。合格した後、勤務先の通関業者の申請に基づく税関長の確認を受け、通関士として通関業務をすることができます。

外国から届いた商品に無償のサンプルが入っていました。無償のサンプルも通関しなければならないのですか?

通関が必要になります。無償のサンプルでもインボイスに品名、数量、価格の記載が必要です。商品によっては関税消費税がかかることもあります。

輸入の時の税関検査とはどんな目的でされているのですか?

1)輸入禁制品ではないか。
2)食品衛生、植物防疫など他の法令の許可、承認をうけているか。
3)原産地を偽ったり誤認させる表示がないか。
4)適正な申告がされているかどうか。
などが中心になります。

原産地証明書(FORM A)とはなんですか?

特恵受益国を原産地とする物品であることを証明する書類です。原産地証明書を輸入申告の際に提出すると特恵関税を適用することができます。法令により定められた様式があり原産地の税関または商工会議所が発行したものでなければなりません。

輸入許可の後で関税消費税を納付することはできますか?

原則は関税消費税の納付がないと輸入は許可されません。ただし税関が認める担保を提出することによって3ヶ月以内に限り納付の延長が認められ、納付前に輸入許可を受けることができます。(納期限延長制度)

いろいろな品物の関税率を知りたいのですがどうやって調べればよいですか?

関税率は「関税率表(タリフ)」によって定められています。税関ホームページ(http://www.customs.go.jp/tariff/)を参照してください。

輸出してはいけない品物はありますか?

覚せい剤・大麻・あへん・児童ポルノ・特許権、商標権、著作権等を侵害する物品は輸出が禁止されています。

HSコードとは何ですか?

財務省が所管している「関税定率法」という法律の中に「別表 関税定率表」と言う部分があり、この「○○○○.○○」という6桁の数字によって品物が分類されています。これを一般的に「HSコード」といいます。これは世界共通コードです。