Michikusa道草

粘土教室

年の瀬迫って最後の料理教室に参加した。
日本では坊主も走るくらいに忙しい1年のラストの週も、ここ韓国では誰も走っていません。ごくごく普通の月末です。

今回のメニューは3品。
トックスープとムール貝のチヂミ&白菜のこっちょり。
“こっちょり”ってなんだ?と思いましたがこれは要するにキムチの浅漬けのこと、つまり発酵してないキムチってところでとても美味しい。

小分けされた野菜と調味料とレシピは先生がバッチリ準備してくれているので我々はただ黙々と切って混ぜ合わせるだけ。
まあ料理教室と言うのは名ばかりで要するに“ねるねるねるね“を作っているようなもの。 
粘土教室と言った方が正確かもしれない。
これだけそろっていれば不味く作る方が難しい。

ということで今年もいろいろ韓国料理を覚えました。。。ような気がしました。
来年も頑張ろう。

お食事会

人生のほとんどを海外で勤務されてきた社長夫妻のお食事会に招かれた。
ナイフとフォークだけでする食事なんて人生で初めてだ。

社長はヨーロッパ、東南アジア、東アジア。。。
今は釜山で勤務されている、もう4年になられるそうな。

人生の折り返しを過ぎた私も今まで色々なタイプの社長と出会って来たわけだけど。
何百人の人間を束ねていたとか、何百人の人間を面接してきたとかそういうことを豪語される社長に限って人間的に大したことないって方も中にはいるわけで。。。

この社長、なんか“スコーン”と突き抜けているというかなんというか、どういう風に表現していいのか難しいのだけど。
話していて透明感があるんですね、すごく深いんだけどぜんぜん濁ってないというか、感覚として。
それってやっぱり海外で生きてきた毎日の積み重ねがなせるわざだと思うんです。

日本人が海外で生活するとね、そりゃあいろいろありますよ。
極端に日本びいきになり赴任先の国を馬鹿にする人、逆に変に外国にかぶれてやたらと日本を批判する人などなど。。。
それこそ今まで正しいと思っていたことが案外自分の思い込みであったりするって体験はよくあるわけで。。。

だからね、この国が正しいとか、あの国が間違っているとか思わなくなるんですよね、
もうそういうこと自体に意味が無くなる。

すべて受け入れる、そして自分が思うとおりに生きる、日本人としてとかではなくて。

こんな人がトップに君臨する会社ってやっぱりある意味素敵だなと思います、理屈抜きにね。

社長を見ていると私もあんな風に深く大きくなりたいなと思います、男として、人間として。

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