Michikusa道草

カリン様

白い猫が前を横切ったら良いことが起きて、

黒い猫が前を横切ったら悪いことが起こる、

昔だれかに言われたことがある。

 

黒猫にしてみれば迷惑な話だろうが、

小さいころから本当にそう思って生きてきた。

 

“黒い猫でも白い猫でもネズミを捕るのが良い猫だ”

これ、鄧小平だったか。。。

 

黒猫のタンゴっていう歌もあったな。

 

今となってはどうでもよい。

 

猫が美味しそうに餌を食るのを見るとこちらまで幸せな気持ちになる。

このまま病気せず、車に轢かれてペチャンコになることもなく、

天寿を全うしてくれと心から思う。

 

猫といると、

ストレスが湯水のように体から流れ出ていく・・・気がする。

稼いだ金も湯水のように財布から流れ出ていく・・・気がする。

 

かりん様のような。

幸せをくれる。

白い猫たち。

 

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東山彰良の『ドン・ロドリゴと首なしお化け』

昔から読んだことを忘れて同じ本をまた買ってしまうことがあります。一応最初のページを読んだところで、またやってしまった…と思い出すのですが。それでも忘れられない本や文章に出会うことがあります。最近印象に残っている作中のセリフは

 

「いいかい、お若いの。いつまでも生きられるように働いて、いつ死んでもいいように生きなさい。人生の秘訣はそれだけだからね」

 

福岡在住の作家、東山彰良の『ドン・ロドリゴと首なしお化け』という短編の中のある100歳のお婆さんのセリフです。あ~あ、かっこいいなあと思いました。内容は忘れても登場人物がそのセリフを言う場面だけは鮮明に思い浮かべることができます。あらすじはいつまで覚えていられるかわかりませんが…

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