11月4日は亥の子の日
数年前に和菓子教室に通っていました。
お店で見るキレイな上生菓子を自分で作ってみたくて習い始めたのですが、実際に和菓子を作るようになると
和菓子の歴史の方に興味が移っていきました。
そのきっかけになったのが亥の子餅です。
和菓子屋さんによって材料や形に差はありますが、私が習ったのは小豆を生地に練り込んだものです。
本当に素朴な見た目なのですが、11月(旧暦10月)の一番はじめの亥の日(今年は11月4日)に無病息災を願
いつつ頂く和菓子です。
また、この日に火に関わるものを使い始めると火事にならない( 陰陽五行説由来・火伏せの神様由来と諸説あ
るようですが) と言ういわれもあり、茶道では今でもこの日に炉開きが行われているそうです。
(江戸時代は、この日は炬燵開きの日だったそうです)
そして、その際に出されるお茶菓子は亥の子餅です。
教室では「ひとつひとつの和菓子の後ろには文化と伝統がある」と言われていました。
お節句のように節目節目で頂くもの、その土地土地の伝統行事の際に頂くもの等ありますが、あの小さなお菓子
に昔の方々の色々な想いが詰まっているんだなと思うと愛おしくなります。
11日4日は贔屓の和菓子屋さんの亥の子餅を買って帰ろうと思います。
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